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虫歯を放置するとどうなる？放置のリスクと治療方法を解説
目次
かとう歯科です。
「虫歯があるけれど忙しくて歯医者に行けない」「痛みがなくなったから大丈夫だと思っている」そんなふうに虫歯を放置していませんか。
実は、虫歯は自然に治ることはなく、放置すればするほど症状は悪化します。
今回は、虫歯を放置することで起こる症状や治療の難しさ、最悪の場合に及ぼす全身への影響について詳しく解説します。
この記事を読むことで、虫歯放置のリスクを知り、早期治療の重要性が明確になります。
結論として、虫歯は放置せず早めに歯科医院を受診することが、健康を守る唯一の方法です。
虫歯を放置するとどうなる？
虫歯を放置してしまうと、初期の軽い症状からやがて歯の崩壊、そして全身疾患にまで発展する可能性があります。
虫歯は進行度によってCOからC4に分類され、C4まで悪化すると歯の根まで細菌感染が広がります。
神経が死ぬことで痛みを感じなくなり、そのまま放置されやすくなりますが、実際は病変が深刻化している状態です。
口腔内での感染が広がることで、膿や悪臭の原因にもなり、口臭が強くなることも特徴の一つです。
さらに悪化すると根尖病巣や顎骨炎といった深刻な病気へつながることもあります。
虫歯が引き起こす体への悪影響
虫歯がもたらす影響は口の中だけにとどまりません。
虫歯菌が血液を通じて体内を巡ると、心臓や脳にも影響を及ぼすことがあります。
特に注意が必要なのが敗血症や感染性心内膜炎といった命に関わる疾患です。
放置された虫歯が原因で発熱や顔の腫れ、倦怠感が出ることもあります。
歯の健康を軽視することは、全身の健康を脅かすことにつながります。
虫歯は単なる歯の病気ではなく、身体全体のリスク因子にもなるのです。
虫歯によって生じる可能性のある全身症状
- 顎骨骨髄炎や副鼻腔炎
- 心筋梗塞や脳梗塞
- 糖尿病の悪化
- 敗血症や感染性心内膜炎
虫歯の進行段階と治療の違い
虫歯の進行度によって治療内容は大きく変わります。
COやC1であればブラッシング指導やフッ素塗布で進行を止めることができますが、C2になると削って詰め物を入れる処置が必要になります。
C3まで進行すると神経を抜く根管治療が必要となり、治療期間も長くなります。
C4では歯の保存が難しく、抜歯してブリッジやインプラントで補う必要が出てきます。
虫歯が軽いうちに治療することが、費用や治療期間の負担軽減にもつながります。
虫歯進行度別の主な治療法
- CO～C1：フッ素塗布、予防処置
- C2：虫歯除去と詰め物（インレーなど）
- C3：根管治療、クラウン装着
- C4：抜歯後に補綴（入れ歯、ブリッジ、インプラント）
虫歯を放置して起きる口臭の原因
進行した虫歯を放置していると、強い口臭の原因になります。
これは虫歯によって歯の内部で細菌が繁殖し、膿や腐敗物質が生じるためです。
とくに歯根に病巣ができた場合や膿が溜まっている状態では、口腔内全体に悪臭が広がります。
自覚しにくい口臭でも、他人には気づかれていることが多く、対人関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
虫歯の口臭は、一時的なケアグッズでは改善せず、根本的な治療が必要です。
虫歯を放置しないためにできること
虫歯を予防するためには、正しいブラッシングと定期検診が不可欠です。
特に歯と歯の間や歯ぐきとの境目は虫歯ができやすいため、歯間ブラシやデンタルフロスの使用も効果的です。
また、フッ素入り歯磨き粉の使用や、生活習慣の見直しも予防に有効です。
甘いものを控え、だらだら食べを避けることも大切です。
さらに、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることで、初期虫歯を見逃さずに済みます。
日々のケアとプロによる管理を両立することが、虫歯を未然に防ぐ鍵です。
まとめ
虫歯を放置すると、歯が崩れるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。
神経が死んで痛みがなくなったとしても、治ったわけではなく、病気は確実に進行しています。
進行するほど治療は複雑になり、時間も費用もかかります。
また、口臭や感染症など、生活の質を大きく損なう原因にもなります。
虫歯は早期発見・早期治療が何よりも重要です。
違和感を覚えたら、すぐに歯科医院を受診しましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
みどり市にある歯医者歯科
『かとう歯科』
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