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群馬でセラミック治療と銀歯を選ぶときに押さえておきたいポイント

2025.12.25

2025年12月26日_群馬でセラミック治療と銀歯を選ぶときに押さえておきたいポイント

 

こんにちは。群馬県みどり市大間々町の「かとう歯科」院長の加藤です。

むし歯の治療で歯を削ったあと、
「セラミックと銀歯、どちらにしたほうがいいのか」
「前の歯は白くしたいけれど、奥歯はどう考えればよいか分からない」
「保険診療と自由診療の違いがよく分からず、説明を聞いても迷ってしまう」
このようなご相談を、群馬県内から通院される多くの患者さんからいただきます。

セラミックも銀歯も、それぞれに長所と短所があります。「セラミックが絶対に良い」「銀歯は必ず良くない」といった単純な話ではなく、歯の場所やむし歯の範囲、噛み合わせ、金属アレルギーの有無、費用の考え方などを踏まえて、患者さんごとに選び方が変わってきます。

この記事では、セラミックと銀歯の一般的な特徴、見た目や汚れやすさの違い、金属アレルギーや費用面の考え方、群馬で仕事や子育てをしながら治療を選ぶ際のポイントなどを、歯科医師の立場から整理してお伝えします。医療広告ガイドラインに配慮し、特定の素材の優位性を断定するものではなく、あくまで一般的な情報としてお読みください。最終的な選択には、個別の診査・診断が必要です。

 

目次

 

1 セラミックと銀歯、それぞれどのような素材か

 

まずは、セラミックと銀歯がどのような素材なのかを簡単に整理しておきましょう。

銀歯は、日本の保険診療で長年使われてきた金属の被せ物や詰め物の総称として使われることが多い言葉です。実際にはいくつかの金属が混ざった合金で作られており、強度があり、奥歯の噛む力にも耐えやすいという特徴があります。一方で、色は金属色のままですので、口を開けたときに目立ちやすいという面があります。

セラミックは、陶材に近い性質を持つ白い素材で、自由診療で用いられることが多い装着物です。色調や透明感を周囲の歯に近づけやすく、見た目が自然になじみやすいことが大きな特徴です。また、金属を使わないタイプのセラミックであれば、金属アレルギーの心配が少ないという面もあります。

どちらも、適切な設計と装着が行われれば、日常生活において充分に噛む機能を回復させることができます。大切なのは、「素材そのものが良い悪い」ではなく、「自分の歯や生活にその素材が合っているかどうか」です。

 

2 見た目の違いと「自然さ」をどう考えるか

 

見た目の面では、セラミックは大きな利点があります。周りの歯の色に合わせやすく、透明感も再現しやすいため、治療部分が目立ちにくくなります。特に、笑ったときや話したときに見えやすい前歯や、笑顔のときに口角のあたりから見えてくる小臼歯の部分では、セラミックを選ばれる方が多い印象です。

一方で、奥歯の噛む面に限って言えば、口を大きく開けなければ周囲からはあまり見えないこともあります。群馬でお仕事をされている患者さんの中には、「人前で話す機会が多いので、上の前歯は白くしたいが、奥歯は機能を優先したい」といったご希望をお持ちの方もいます。

「どこまで見た目を優先するか」は、患者さんごとの価値観によって大きく異なります。歯科医師としては、見た目のメリットだけでなく、歯の場所や噛み合わせ、清掃のしやすさなども含めて、セラミックと銀歯の選択肢を一緒に整理していくことが大切だと考えています。

 

3 汚れの付きやすさやむし歯の再発リスクの視点

 

セラミックと金属では、表面の性質が少し異なります。一般的に、きちんと仕上げられたセラミックの表面はなめらかで、プラークや着色が付きにくい傾向があると言われています。一方で、金属は長年の使用や咬む力によって表面に細かな傷がつき、プラークが停滞しやすくなることがあります。

ただし、実際のむし歯や歯周病のリスクは、「素材の違い」だけで決まるものではありません。装着物の縁がどれだけ歯にぴったり合っているか、歯と歯の間の形が磨きやすく設計されているか、患者さんご自身の歯みがきや歯間清掃の習慣はどの程度か、といった要素も大きく関わってきます。

つまり、セラミックにしたからといってそれだけで完全にむし歯や歯周病を防げるわけではなく、銀歯だから必ず再発しやすいというものでもありません。大切なのは、素材にかかわらず「清掃しやすい形に整えること」と、「定期的なメンテナンスで状態を確認していくこと」です。

 

4 金属アレルギーと身体への影響について

 

銀歯に使われる金属の中には、金属アレルギーとの関連が指摘されているものもあります。ただし、銀歯が入っているからといって、必ず金属アレルギーを起こすわけではありません。長期間使っていても全く問題がない方も多くいらっしゃいます。

すでに皮膚科などで金属アレルギーを指摘されている方や、装着物周囲の歯ぐきに特有の変色が見られる方などでは、セラミックなど金属を含まない素材を選択肢として検討することがあります。ただし、アレルギーの診断は歯科だけで完結するものではなく、必要に応じて他科と連携しながら考えていくことが大切です。

セラミックは、金属を使わないタイプであれば、金属アレルギーのリスクを避けやすい素材と考えられていますが、どの素材にも完全にデメリットがないわけではありません。割れやすさや厚みの必要性など、別の注意点もありますので、全身の状態も含めて歯科医師と相談しながら選んでいくことが重要です。

 

5 保険診療と自由診療、費用の考え方

 

銀歯は、条件を満たせば保険診療で選択できる素材です。一方、セラミック治療の多くは自由診療となり、費用は歯科医院によって異なります。保険診療と自由診療では、使える素材や製作の工程、かけられる技工の手間などに違いがあるため、費用にも差が出てきます。

費用面で大切なのは、「高いから良い」「安いから悪い」といった単純な判断ではなく、「自分のライフプランの中で無理がないか」「どのくらいの期間、その歯に役割を果たしてほしいか」といった視点を持つことだと思います。

たとえば、前歯で見た目が特に気になる場合、少し費用がかかってもセラミックを選択することで、日常生活での心理的な負担が軽くなる方もいます。一方で、大きく口を開けてもほとんど見えない奥歯については、保険の銀歯を選び、定期的なメンテナンスで長く使うことを目標にする方もいらっしゃいます。

かとう歯科では、治療前におおよその回数や期間、選択肢ごとの費用の目安をお伝えし、患者さんご自身が納得して選べるように説明することを心がけています。具体的な金額は、むし歯の範囲や噛み合わせの状態によって変わりますので、実際の診査の上でご相談いただければと思います。

 

6 群馬・みどり市という生活環境と素材選び

 

群馬・みどり市周辺で生活されている患者さんのお話を伺っていると、車での移動が中心で、仕事や家事、子育てに追われる毎日のなかで、「なかなか頻繁には通院できない」という本音をよく耳にします。

このような生活環境のなかでは、素材選びだけでなく、「どのタイミングで治療をまとめて行うか」「メンテナンスにどの程度通えるか」という点も、現実的な治療計画に直結します。たとえば、複数の銀歯を一度にすべてセラミックにするのではなく、優先度の高い部分から段階的に進めていく方法もあります。

また、食生活の面でも、群馬は麺類や甘い飲み物、お菓子などを日常的に楽しまれる方が多い印象があります。こうした生活スタイルは、むし歯のリスクに影響しますので、「どの素材なら汚れをコントロールしやすいか」「ご自身の歯みがきの癖と合っているか」という視点も、素材選びの一部になってきます。

セラミックか銀歯かを決めるときには、「素材そのものの良し悪し」だけでなく、「自分の生活背景のなかで無理なく維持していけるか」という視点も一緒に考えていただくと、選択に納得感が生まれやすくなります。

 

7 歯科医師と相談するときに確認しておきたいこと

 

実際にセラミックと銀歯のどちらにするか悩んだとき、歯科医師に相談するときのポイントをいくつか挙げておきます。

まず、「この歯はどのくらい削る必要があるのか」「神経は残せるのか」といった、歯そのものの状態を確認することが大切です。削る量や神経の有無によって、適した素材が変わることがあります。

次に、「この位置の歯は、どの程度見える場所なのか」「噛む力がどのくらいかかるのか」を一緒に確認しておくと、見た目と機能のバランスを考えやすくなります。前歯と奥歯、上の歯と下の歯では、求められる条件が異なります。

さらに、「メンテナンスの頻度」についても相談しておくとよいでしょう。セラミックであっても、定期的なチェックやクリーニングは必要ですし、銀歯であっても、丁寧にメンテナンスを続けることで長く使えることがあります。通院可能なペースや、今後のライフイベント(転勤、出産、引っ越しなど)も含めてお話しいただくと、現実的な計画を立てやすくなります。

歯科医師からの説明が一度で理解しきれなかった場合には、遠慮なく質問していただいて構いません。「なぜこちらをすすめているのか」を共有しながら、一緒に決めていくプロセスそのものが、長い目で見たときの安心感につながっていきます。

 

8 まとめ 「どちらが正解か」ではなく「自分に合った納得感」を

 

セラミックと銀歯のどちらを選ぶかは、「これが絶対の正解」というものがあるわけではありません。

見た目の自然さを重視するのか、費用を抑えることを優先するのか、金属アレルギーのリスクを避けたいのか、メンテナンスの通いやすさを大切にするのか。どの要素をどのくらい大事にしたいかは、患者さん一人ひとりで違って当然です。

大切なのは、「それぞれの選択肢の一般的な特徴を知ったうえで、自分の口の状態と生活背景に照らし合わせて決めること」です。その過程で生まれた納得感が、その後のケアやメンテナンスを続けていく原動力にもなります。

群馬・みどり市周辺で、セラミック治療と銀歯のどちらにしようか迷っている方は、一人で悩み続ける前に、一度歯科医院で現在の状態を確認してみてください。かとう歯科では、歯の状態や噛み合わせ、将来の見通しを踏まえながら、素材ごとのメリット・注意点をできるだけ分かりやすくお伝えし、患者さんご自身が納得して選べるようなお手伝いを心がけています。

 

群馬県みどり市大間々町にある歯科医院
かとう歯科
住所:群馬県みどり市大間々町大間々566−1
TEL:0277-46-6480

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